中国で普通の人が 1 週間に交わす会話をすべて書き出すと、種類はあっという間に収束します。繰り返し現れる 8 つの場面がその大半を占め、しかもどれも本番の前に丸ごと予行演習できます。
この記事はそのカタログです。どの 8 つか、それぞれが実際に何を要求するか、そして断片を集めるのではなく 1 つの場面を最初から最後まで練習する方法を扱います。
8 つの場面
- 自己紹介——名前、出身国、仕事、来た理由、そして必ず続く 3 つの追加質問
- 食事と飲み物の注文——おすすめ、材料、辛さ、量、支払い
- 買い物と支払い——値段、サイズ、「見ているだけです」、支払い方法
- 交通と道案内——切符、目的地、「どれくらいかかる」「遠いか」、正しい駅で降りる
- ホテルとサービス——チェックイン、依頼、部屋のトラブル、チェックアウト
- 友人との会話——予定、誘い、好み、承諾と断り
- 職場でのやりとり——役職込みの自己紹介、日程調整、確認、遅れのお詫び
- 立て直しの表現——「もう一度」「ゆっくり」「分かりませんでした」「……は中国語で何と言いますか」
8 番目は多くのコースが遅すぎる時期まで放置するもので、しかも残り 7 つが生身の話し手の前で生き延びられるかを決める項目です。
「場面を最初から最後まで練習する」とは
ある場面からフレーズを集めることと、その場面を練習することは別です。ひと通り回すには 4 つの段階があります。
多くの学習者は第 2 段階で止まります。だから現実ではやはり失敗します。その場面を理解する準備はしたけれど、参加する準備はしていないからです。
通しでやってみる例:道を尋ねる
目的は会話を丸暗記することではなく、自分の側の半分を支えることです。
4 文でこのやりとりを回せます。そのうち 1 文が立て直しの表現であることに注目してください。この場面ではほかのどの場面より、返事があなたの処理速度より速く来るからです。
道案内を練習するときは、往左・往右・一直走 をリスニング練習に特別に入れておいてください。言えるようになる必要はありません。相手が指をさしながら言った瞬間に聞き取れることが必要です。
過小評価されがちな 2 つ
2 つあり、たいてい同じです。
自己紹介のあとの雑談。学習者は「私は〜です、〜から来ました」を練習して、そこで止まります。しかし自己紹介は必ず追加質問を呼びます。来てどれくらい、食べ物は口に合うか、中国語は難しいか、結婚しているか。第 2 ラウンドまで用意すれば会話は続き、第 1 ラウンドだけなら 30 秒後に丁寧に終わります。
断ること。誘いを辞退する、食事のおかわりを断る、提示された値段を受けない——どれも和らげる言い方が要りますが、初心者は教わっていません。不用了,谢谢 が期待される場面でぶっきらぼうに 不要 と言えば失礼に響きますし、学習者はそのことにまず気づけません。
並べる順番
一度にやらないでください。時間が限られている人向けの実用的な順番はこうです。
- 立て直しの表現が最初。短く、しかも残りのすべての場面を生き延びさせます。
- 自己紹介が次。あらゆるやりとりの入口で、絶えず繰り返されます。
- そのあとは食事・交通・買い物のうち、最初に出会うもの。教科書の目次ではなく、自分のカレンダー順に。
- 職場とサービスは後回し。学ぶ理由自体がそこにある場合は別です。
週に 1 場面、4 段階すべてを通せば、2 か月でこのリストを終えられます。同じ総学習時間なら、この 2 か月分のカバー範囲のほうが、1 年分の単語暗記より実際のコミュニケーションに効きます。
